JA伊豆の国青壮年部の梅原広隆さんは夏イチゴの栽培に取り組んでいます。
富士山麓の標高600㍍にある6棟のハウス(14㌃)で、「すずあかね」と「信大BS8‐9」の2種類を栽培。今期で3作目の栽培となります。
今年は7、8月の収量を抑え、昨年より大玉で、ロスも少なく効率よく栽培し、9縲鰀10月の単価高の時期に出荷ピークを迎えられるよう調整を行っています。
株の手入れや摘果作業を円滑に行い収量確保に繋げ、また、富士山麓の気候や湿度の管理など試行錯誤しながら栽培に取組んでいます。
今期は6月から11月上旬までのシーズン中5㌧の収量を目指します。
出荷はケーキ用がメインで「富士の夏いちご」として洋菓子店などと取引を行います。
梅原さんは6年前それまで勤めた会社を退職し父親が経営するイチゴ栽培に就き、年間を通してイチゴ生産に従事しています。就農して夏イチゴの事を知り、1年間に2作出来ることに魅力を感じた。長野県の生産者に話を聞きに出かけたり、独自に勉強してきました。夏イチゴの栽培に取り組むことで年間を通じ収入の安定化や通年雇用の確保に繋がり、夏イチゴ栽培を知る事で冬イチゴの栽培技術の向上に繋がっているという。
「夏イチゴは冬イチゴと作りは全く違い、難しいが需要は高い。夏イチゴの知名度を高め、多くの人に食べてもらえるよう栽培規模を増やしていきたい」と意欲をみせました。
※JA伊豆の国では本内容の夏イチゴの取扱いはありません。