11月19日は、昭和22年に農業協同組合法が公布されて69年目を迎えます。つきましては、公布記念日に寄せるメッセージを贈ります。
農業協同組合法公布記念日に寄せて
昭和二十二年十一月十九日に農業協同組合法が制定され、六十九年目を迎えました。
本県は、組合員の皆様のたゆまない農業生産への取り組みにより、全国に誇れる多くの特産物を生産し、多彩で力強い農業を展開しています。また、JAグループにおいても全国有数の組織・経営基盤を基礎とした協同活動と事業を展開しており、これも、ひとえに、皆様のご理解とご協力の賜物であると、深く感謝申し上げる次第です。
さて、農協法公布からおよそ七十年が経った今、農業・JAを取り巻く環境は歴史的な転換期を迎えることとなりました。政府による農協改革議論の末、組織・制度に大きな変革を迫る改正農協法が今年四月から施行されました。
このような中、本県JAグループは改革は自らの手で行うことを基本として、自己改革に取り組んでおります。また、来年度からは十年後の将来像「農業を主軸とした地域協同組合」の実現に向け「農家組合員の農業所得向上」「くらしの豊かさの実現」「JAの健全な運営」を柱とした「JA静岡3か年計画縲怩ニもに拓こう、協同が輝く時代縲怐vをスタートします。
この3か年計画は、組合員の皆様とJAの役職員がともに取り組む計画と位置付けております。JAが協同組合本来の姿に立ち返り、ともに計画を作り、実践し、成果を共有することで、農業所得の向上、くらしの豊かさの実現につながるものと考えています。
自己改革や3か年計画の取り組みは、組合員の皆様に「JAはよくやってくれた」との声をいただき初めて成果となります。皆様との徹底した話し合いを通じて、ともに取り組み計画を達成していきましょう。そして、ともに農業協同組合を創りあげていきましょう。
結びに、組合員の皆様のますますのご活躍をご祈念申し上げ、農業協同組合法公布記念日のメッセージといたします。
平成二十八年十一月十九日
静岡県農業協同組合中央会
会 長 田 端 敬 一