静岡県内有数の産地であるJA遠州中央で、外皮が緑色と白色のツートーン、中身が鮮やかな紅色をした「紅心大根」の出荷が快調にスタートしています。
台風10号などの気象災害により他産地のダイコンが遅れている中、同JAは例年通りの10月下旬に初出荷。11月に入り、市場価値の高いL階級を中心に日量200ケース(1ケース5㌔)前後を市場に送り出し、高単価で取引されています。
部会では、約4・6㌶で紅心大根を露地栽培し、2016年度の出荷目標は約2万4000ケース。業務需要が高く、関東を中心に、ピーク時で20社近くの市場に出荷する他、直販の拡大にも力を入れています。飲食店のサラダバーなどで生のまま使われることが多い。
気温の低下とともに甘みも増し、11月下旬から12月上旬に出荷のピークを迎える見込みです。