JA大井川が静岡県と焼津市と共に取り組んでいる塩害による耕作放棄地を解消することを目的とした「イ草推進プロジェクト」が2年目を迎え、平成30年度産の収獲が8月下旬から始まりました。
同プロジェクトは昨年度1月、遊休農地を有効活用して畳表の原料となるイ草を作ろうと、試験栽培を始めました。
今年度は、畳表の原料確保のために栽培面積を増やし、同地区で採れたイ草を使った焼津産畳表の製品化を本格的に進めていきます。
8月28日に、行政やJA職員、同社の社員など10人が、同市の田尻北にあるほ場15㌃を刈り取りました。刈り取ったイ草は、泥染めして乾燥機にかけ、選別や製織を経て製品化されます。
今後同プロジェクトは、ほ場を平らに整備し、イ草の規格統一することに力を入れていきます。
また、栽培面積のさらなる拡大と耕作放棄地の減少を目指し、地元米生産者にイ草栽培を促すことで焼津産畳表のブランド化を図っていきます。