JA伊豆太陽青壮年部員で南伊豆町の農家の清水清一さんは5月9日、町立南上小学校で4年生9人に対し、ササニシキやコシヒカリのご先祖米で同町発祥の水稲「愛国」の塩水選を行う総合学習の授業を開きました。
清水さんは子どもたちに4㍑の水をボウルに入れさせ、もみを投入し沈んだもみを別のボウルに移しました。新たに4㍑量り、食塩を800g溶かしました。同時に生卵を沈めて塩水濃度が濃くなるにつれ卵が浮き上がることを確認し、同塩分濃度の状態で、再度もみを投入しました。子どもたちは「水だけの時よりたくさん浮いてる」と観察しながら塩水選を楽しみ、浮いたもみや沈んだもみの硬さを確認しました。
清水さんは塩水選の技術は明治時代にできた事を紹介し「お米を食塩水で選別することや卵の状態と合わせて楽しく学んでもらえたら嬉しい」と話しました。来週は選別したもみを使って「もみまき」を行う予定です。