静岡県のJA

JAみっかび オレンジメロン復活へ

 浜松市北区のJAみっかびのトマト農家、井口泰之さん(45)が今は生産者がいなくなった「三ヶ日オレンジメロン」の復活に取り組み始めました。
 オレンジメロンは特産の「三ヶ日みかん」をイメージしたオレンジ色の果肉、小ぶりな玉、ネットに縞の入った模様が特徴です。約20年前に、JAみっかびが栽培条件を決めて特産化しましたが、高齢化などで作付ける人が減りここ近年、町内の生産がありませんでした。
 今年、JAみっかびの「ふれあい市出荷者の会」の会長を務める井口さんは、農産物の出荷の少ない時期の直売所の目玉を作ろうと試作しました。
 従来の「オレンジメロン」は地につるをはわせる、省力的な栽培方法でしたが、井口さんはより高品質な果実生産のために、トマトの栽培技術を利用して従来の栽培方法を刷新しました。
 完成した果実はまんべんなく光が当たり、外観も美しく高級品で知られるアールメロン並みのサイズに大きくなりました。JAみっかび農産課の測定では平均糖度は15を超え、味も濃厚に仕上がりました。
 井口さんは「魅力的な特徴のメロン。栽培方法を確立し、よりよい特産物になれば。まだ試作だが、今後は秋作など新しい作型も挑戦したい」と話しています。