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JA富士市 こども食堂が開店1周年を迎えました

 JA富士市女性部が運営するこども食堂が、1周年を迎え、にぎわいを見せています。同JAのこども食堂は原田支店「ひまわり」と富士支店「たんぽぽ」に、2018年6月に開店。地元農家やJA組合員などから提供された旬の食材を利用して、部員が作る温かい家庭料理を求め、地区内外から客が訪れます。1年間で両支店合計1366人が利用するなど、口コミで反響を呼んでいます。
 「たんぽぽ」を運営する富士支部女性部員らは21日、月1回のこども食堂をオープンさせるため、朝から仕込み作業を行いました。
 同日のメニューは、定番のカレーに加え、きんぴらごぼうや鶏肉のハーブ焼き、産みたて卵のオムレツ、ゆでトウモロコシ、デザートなどの12品。同日は乳幼児から高齢者など81人が来店しました。
 JAのこども食堂は、両支店月1回、昼間に2時間開店します。食事はビュッフェスタイルで提供し、未就学児や支援対象者は無料、小学生100円、中高生200円、大人300円で利用できます。
 「たんぽぽ」の落合惠子代表は「この1年間仲間と共に無我夢中で取り組んできた。献立はある程度決めるが、寄付された多くの食材を調理すると通常メニューの2倍になる。平等に料理やサービスを提供していくためにスタッフが増えてほしい」と話しています。
 現在は部員35人がボランティアとして活動しており、6月下旬には、同市全域の部員からスタッフを募集しました。「ひまわり」では、外国人家族も来店するなど多様な地域住民の憩いの場として広がりをみせています。