伊豆の国市小坂にある「小坂みかん共同農園」とJA伊豆の国は7月末から8月にかけて、地元の伊豆長岡温泉旅館協同組合と連携して、摘果した青ミカンを各旅館で創作料理として宿泊客に提供する「青みかんでおもてなし事業」に取り組み、好評を博しています。
摘果ミカンは酸味と豊富な果汁が特徴で、生搾りジュースや料理の香りづけに向いているといいます。
ジュースやドレッシング、酢の物にしたり、焼き物や天ぷらに添えるなど各旅館が考案した料理方法で提供されます。
おもてなし事業に賛同する「ホテルサンバレー富士見」は、8月から和食と中華で提供します。和食では土屋辰巳料理長が考案した、見た目の美しさや香りを楽しむメニューを揃え、中華は宇津木浩料理長が、搾り果汁を使った青ミカンゼリーを提供しました。 宇津木料理長は「さわやかな酸味と香りを楽しめる夏にぴったりの一品」と語ります。
土屋辰巳料理長は「地元の青ミカンはやさしい酸味で、ミカン独特の香りが良い。地元ミカンのPRにもつながればうれしい」と話していました。
ホテルサンバレー富士見では8月末ごろまで提供を予定しています。