静岡県のJA

JAとぴあ浜松 女性部が朝食の大切さを伝えます

 JAとぴあ浜松女性部湖北地区支部は、ご飯とみそ汁が中心の伝統的な日本の朝食の良さを伝える「朝ごはん食べよう料理教室」を開いています。今年は浜松市北区の静岡県立浜松湖北高校3年のフードデザインを専攻する生徒約40人を対象に、講義と調理実習を実施しました。
 水産加工メーカーの㈱柳屋本店の社員が講師となり、出汁の奥深さを伝えました。講師は、かつお節の種類や製造工程、産地などを説明しました。生徒たちは、荒節でとった出汁、枯節でとった出汁、だしの素を溶いた湯を飲み比べ、味や香りの違いを学びました。
 JA担当者が、玄米、コシヒカリ、ミルキークイーンの3種類の米を炊飯して配り、食べ比べて違いや好みを知ってもらいました。
 調理実習では、出汁をとってみそ汁を作り、土鍋で米を炊きました。おかずには地元産の農畜産物を使った炒め物と和え物を作りました。
 女性部の峰野明子地区支部長は「一人暮らしを始める前に、みそ汁やおかずを自分で作れるようになることは大事。進学や就職で親元を離れても、朝ご飯をしっかり食べる習慣を継続してほしい」と期待しています。