本日、令和元年11月19日(火)は、昭和22年の農業協同組合法の公布から72年目を迎える記念日です。
この公布記念日に寄せる静岡県農業協同組合中央会代表理事会長からのメッセージを贈ります。
農業協同組合法公布記念日に寄せて
昭和22年11月19日の農業協同組合法の公布から、本日で72年目を迎えました。
本県は、組合員の皆様のたゆまぬ努力により、多くの特産物を全国に誇っています。また、JAグループとしても全国有数の組織・経営基盤を基礎とした協同活動・事業を展開しており、これも、ひとえに、皆様のご理解とご協力の賜物であると、深く感謝申し上げる次第です。
さて、農業・JAを取り巻く環境は政府主導の農協改革により、歴史的な転換期を迎えています。
本県JAグループは、組合員の皆様に「JAがあってよかった」と評価されるJAを目指して、平成27年度から自己改革に取り組んでまいりました。30年度に実施した全組合員調査では、自己改革の取組みについて、多数の組合員の皆様から期待や満足、さらには激励の声をいただくことができました。今後も、皆様との徹底した対話を重ね、皆様の声に基づいて「不断の自己改革」に取り組んでいく所存です。
このような中、来年度からは10年後の現実像「事業・経営を創造し、農業の未来を切り拓く協同組合」の実現に向けて、「農業の飛躍的な生産拡大」「経営環境に対応した事業・経営の転換」を重点課題とした「JA静岡3か年計画~新時代への挑戦、農業の飛躍・経営の革新~」がスタートします。
この3か年計画では、JAの原点である「農業振興」に今まで以上の真剣さと危機感を持って取り組むとともに、環境の変化に対応した、事業・経営の新たなステージの創造に取り組んでいきます。
農業は、組合員の皆様や地域住民、国家や社会にとってなくてはならない「生命維持産業」です。我々JAグループは、農業が将来に渡って維持・発展していくため、組合員の皆様とともに「農業の未来を切り拓く協同組合」を築いていきます。
結びに、組合員の皆様のますますのご活躍を祈念申し上げ、農業協同組合法公布記念日のメッセージといたします。
令和元年11月19日
静岡県農業協同組合中央会
代表理事会長 鈴 木 勝