静岡県のJA

JA富士宮 伝統野菜を収穫しました

 JA富士宮北部地区運営委員会と北部支店職員の11人は12月中旬、市内村山地区の伝統野菜「村山ニンジン」を収穫しました。今年は同JAファーマーズマーケット「う宮~な」へ全量出荷する100キロを収穫しました。
 村山ニンジンは60センチ以上の長さになり、鮮やかな紅色で香り高いのが特徴です。1950年代には同地区のほぼ全体の農家が栽培していましたが、高齢化と収穫作業の大変さから次第に減少していきました。村山ニンジンを復活させるため、同委員会と支店は「村山ニンジン復活プロジェクト」を2012年にスタートさせました。委員会のメンバーで約60年間栽培を継承する生産者、鈴木昌知さん(78)の畑で、毎年7月に種をまき、おろ抜き、収穫・出荷しています。
 鈴木さんは「今年は、播種(はしゅ)後の台風と寒暖差が厳しい天候で、品質の維持と収量の確保に努力を重ねた。地元の伝統野菜を多くの人に味わって欲しい」と話しました。