1.概況 ~事業利益37.7億円、経常利益73.9億円を確保~
一般企業の売上総利益にあたる事業総利益は685.0億円と前年比16.4億円の減益となりました。信用事業は預金利息や貸出金利息の減少により減益となり、共済事業は長期共済新契約高の減少等による共済付加収入の減少により減益となりました。一方、購買事業は葬祭事業や一部生産資材の取扱高が増加したことで増益となり、販売事業は、野菜の単価が全体的に堅調に推移したことやミカン等柑橘類が表年で取扱高や選果場収入が増加したことにより増益となりました。
事業管理費は647.3億円と同比3.8億円削減したものの、事業総利益の減少が事業管理費の減少を上回ったため、事業利益は37.7億円と同比12.6億円の減益、経常利益は73.9億円と同比16.2億円の減益となりました。
2.損益の状況
3.主要事業量 ~野菜や果実等農産物の販売品取扱高が増加~
4.財務の健全性~不良債権比率は0.02ポイント改善~
不良債権額は78.5億円(前年比96.8%、2.6億円減少)となりました。不良債権額が減少したことにより、不良債権比率(=リスク管理債権比率)は、0.61%(前年比0.02ポイント改善)となりました。なお、不良債権に対しては、担保・保証や貸倒引当金により十分な保全が図られています。
<県下10JA>(令和5年3月31日時点)
ふじ伊豆 しみず 静岡市 大井川 ハイナン
掛川市 遠州夢咲 遠州中央 とぴあ浜松 みっかび
※令和4年4月1日より東部地区8JAが合併(JAふじ伊豆)し、県下10JAとなっています。