「静岡県のJA」 就農サポート
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○今は農業やってます!これからも!(TVCM出演者紹介)
藤野 友弥 さん(29歳)
○就農年数:3年
○栽培品目:ガーベラ
「太陽とともに生活」する。
会社勤務の時は、夜遅くに帰ることも多く、大切な人との時間は思ったようには持てていなかった。日が昇るのに合わせて仕事をして、日が沈めば家に帰る、そんな太陽とともに生活することに憧れ、結婚を機に就農を決意した。
農業は自分次第で時間をつくることができる。子どもが生まれてからも、育児に参加しながら家族との時間を大切にしている。こういうことができるのは、農業の魅力だと思う。
就農してからは、多くの先輩農家に栽培について教えてもらいながら試行錯誤している。
自分が育てたガーベラを、プレゼントとして贈った人から「喜んでもらえた」と話を聞いた。自分がつくったモノでこんなに喜んでくれるんだ、ととてもうれしかった。
花は、誕生日や母の日などお祝いや大切な時に、誰かが誰かを想って使っていただけるもの。誰かの大切な日を、自分の花で彩ってもらえるのはとてもありがたい。
花は飾っているだけで空間を華やかにしてくれる。うまく手入れしてもらえれば、1ヵ月はきれいなまま飾ることができる。
より良いガーベラうを安定して育てられるよう、まずは一人前の農家になりたい。
辻村 靖浩さん(35歳)
麻実さん(35歳)
○就農年数:8年
○栽培品目:茶
水見色の景色に魅せられて。
バス会社にいたころは、シフト制で夜遅くなることも多く、家族の時間を大切にできる環境で暮らしたいと考えていました。
その時に、静岡市が就農者を募集していることを知り、見学で訪れた、葵区水見色の景色・自然環境に魅せられて就農を決意しました。
最初は、自分たちの力でお茶が栽培できるか、知り合いもいない土地で生活がおくれるか不安が多くありました。
研修を経て、辻村農園としてスタートし、周りの人たちも本当にあたたかく受け入れてくれました。畑にいれば、気にして声をかけてくれます。
お茶以外にも、お米や野菜、加工品などの生産もしています。
水見色の素晴らしい環境で育ったお茶や野菜など多くの人に知って、味わってもらいたいと思っています。
農業は厳しい、それでも、精一杯、一日一日を重ねて、この水見色の美しい景色と先輩の教えを受け継ぎ、これからも長く農業を続けていきます。
宮澤 竜司 さん(36歳)
○就農年数:11年
○栽培品目:ニンジン・キャベツなどの
箱根西麓三島野菜
農業は無限のチャレンジの場
ただの地面から、種一つで人の口に入るものができるということが、農業のすごいところだと思う。
自分のモットーは「真面目にやろう」。
あたりまえのことなんだけれども、丁寧に、安全・安心な良いものをつくる。
品質に対する考え方は、人それぞれ違うものだけれど、誰が見ても良いものだといわれるようなものをつくりたい。
自分がつくったものを食べた人から「ここの野菜を食べると、他のが食べられなくなる」と言ってもらえた時は、とてもうれしかった。
食べた人から「おいしい」と言ってもらえて、かつ、自分も納得するものを一生かけて追及していきたい。
農業にゴールはないと思う。苦しくてもそこが面白い、農業は無限のチャレンジの場だと思う。
農業はなくなっちゃいけないもの。
地域には、若手生産者が集まった組織がある。若い人たちが来てくれる・集ってくれるような産地にしていきたい。
小森 徳 さん(37歳)
○就農年数:8年
○栽培品目:イチゴ
本気でやることに価値がある。
農業は普遍的なものだと思う。衣食住の中でも、食べ物がなくなってしまえば人は生きていくことができない。
もともと、農業に挑戦したいという気持ちがあった。子どもが生まれるタイミングで就農を決断した。
県の新規就農制度を活用して、1年間の実践研修を経て就農した。初めて収穫ができた時の喜びはひとしおで、今も忘れられない。
計画を立てて作業をしていても、自然相手には思いどおりにいかない。計画どおりに、そして、目標とする品質にするためにどう軌道修正するべきか、毎年試行錯誤している。
2019年の台風の時には、自分のハウスもダメージを受け、不安が募った。けれども、周りの仲間に助けてもらいなんとかリカバリーすることができた。農業を続けていく自信につながった。
農業は、自分次第で1日の時間がデザインできること、そして、自分がやった成果がダイレクトに返ってくることが魅力だと思っている。やらなくても、誰にも文句を言われることはない。
だからこそ、自分が満足のいくイチゴを追求したい。満足することはないかもしれないけれど。
やるなら、本気で。倒れるなら、前のめりに。
本気でやったことに価値があると思う。
岡安 智史 さん(42歳)
○就農年数:5年
○栽培品目:レタス
思い通りにいかない
からこそ面白い。
10年間東京でサラリーマンをしていた。都会で仕事をしていると、自然の中で何か作業をして暮らしている情景に憧れがあった。そんな時に、池袋で開催されていた農業フェアに足を運び、農業っておもしろそう、自分次第で色々なことに挑戦できると思った。
サラリーマン時代、営業職だったこともあり、どんなに仕事をしても自分の成果というものを感じにくかった。農業は、その成果がはっきり出る。
県の就農支援事業を活用し農業を一から学んで、就農したが、自然を相手に思い通りにいかないことの方が多く厳しさを実感した。常に、どうしたらいいかを考えている。不安になるところでもあるが、そこが農業の面白いところ。
レタスのシーズンに入れば、レタスのことしか考えていない。早朝に収穫して、作業場で梱包をして、時間までに出荷して。収穫前のレタスの管理も大忙し。
でも、自分がつくったレタスを「おいしい」と言ってもらえるとうれしいし、そのことを想って作っている時が楽しい。
最近は、品質も安定をしてきたと思う。食べた人が喜んでくれるレタスをつくりたい。夏場のシーズンに新たな作物にも挑戦していきたい。
松永 卓 さん(39歳)
○就農年数:3年
○栽培品目:トマト
モットーは
「おいしいはうれしい」。
前の職場では、スケジュール管理し、事前に決められた計画に沿って仕事をしていた。
農業は自己責任。自分が手をかけた分、返ってくる。逆に手を抜いたって怒られる上司もいないが、その結果も自分にすべて返ってくる。
自分次第で、思うように時間が使うことができる。精神的にも肉体的にも自分はあっている。
自分が思うようにやっと作れるようになってきたが、まだまだ。
前の職場では、自分が作ったものについて感想などを聞く機会はなかった。
市場やスーパーなどの関係者とコミュニケーションをとる機会があった。自分たちのトマトが評価された。「がんばってよかったなぁ」と思えたし、「もっと頑張ろう」とモチベーションが湧き上がった。
モットーは「おいしいはうれしい」。
消費者が「おいしい」とトマトを食べてくれれば、生産者である自分は「うれしい」。生産者が「おいしい」トマトをつくれば、逆に消費者は「うれしい」。
将来的には、キッチンカーなどを出して、もっと消費者の方とつながる機会をつくっていきたい。