静岡県のJA

JAなんすん 農薬散布ドローンを導入しました

 JAなんすんは、管内組合員の農作業の省力化や生産性の向上を図るため、8月から農薬散布用のドローンを新規導入し、農薬の空中散布を請け負う水稲農作業の支援事業を始めます。
 30アールの農薬散布が約1時間かかっていたところを約5分への短縮が期待できます。運用するドローンは、エンルート社製「AC101」。事前に専用機器のアプリに圃場データを登録すると自動航行でき、散布状況などが分かります。搭載カメラで前方方向が確認でき、軽トラックの荷台にも積載が可能で、機体の軽量化により女性でも持ち運びしやすいです。
 3日からの運用を開始していて、同JA耕種部会の部会員など8人の申し込みを受け付けており、合計6ヘクタールの圃場への農薬散布を予定している。
 農地保全課の小山直樹課長は「現在、高齢化や労働力不足等により、規模縮小や収量減少などの懸念がある中、ドローン導入により、労働力不足解消を目指し、農作業の効率化・省力化による品質・収量の底上げが図れれば」と期待しています。