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静岡県の特産品

豊かな大地で生産される、静岡県の特産物

静岡県は、日本一の富士山や南アルプスを背景に、変化に富んだ自然環境と温暖な気候に恵まれた食材の王国です。お茶やわさびは全国シェアのトップを誇り、いちごやメロン、ガーベラやばらなどの花きも多彩な品種と高い品質で人気を集めています。
静岡県の特産品は、日本の食文化や花文化を彩る宝物です。

産出額No.1

静岡県は、茶葉の生産量、産出額、消費量、そしてブランド茶の多さにおいて、日本のお茶文化を牽引する存在です。 甘味と渋味・苦味のバランスが良い「やぶきた」が主な品種ですが、水色や味わいなどが異なる様々な品種の茶も登場しています。 また、製法により、蒸し時間が短く淡い緑色で、うまみと苦味のバランスがとれている「普通煎茶」、蒸し時間が長く濃い緑色、まろやかな味わいが特徴の「深蒸し茶」に大別されます。近年は抹茶原料である碾(てん)茶や紅茶など、様々な製法の茶も生まれています。 産地、品種、製法によりさまざまな味わいの茶を楽しむことができます。 豊かな自然環境と伝統的な茶栽培技術が生み出す、静岡県産のお茶をぜひ味わってください。

産出額No.1

わさび

静岡県は、わさび栽培発祥の地であり、全国シェアは約8割と圧倒的なシェアを誇ります。 清流の中で育つわさびは、澄んだ辛味と清らかな香りが持ち味です。静岡県産のわさびは、そのまま食べるだけでなく、様々な加工品にも利用されており、わさび漬け、わさびマヨネーズ、わさびドレッシング、製菓などが有名です。

産出額No.1

ガーベラ

ガーベラはキク科の多年草で可愛らしく豊富な色・形のバリエーションがあります。 静岡県は、全国のガーベラ産出額の4割以上を占めるトップ産地です。2022年の産出額は16億円と、2位福岡県(6億円)の2.7倍、3位和歌山県(2億円)の8倍と圧倒的なシェアを誇っています。 静岡県では、温暖な気候と豊富な日照量に恵まれた海岸沿いのエリアを中心に、年間を通してガーベラを栽培しています。

産出額No.2

みかん

静岡県は、温暖な気候と豊富な日照に恵まれた全国的なミカン産地です。甘みとジューシーさが特徴で、「青島ミカン」、「寿太郎ミカン」、「はるみ」など人気品種も豊富です。旬の12月から2月は糖度が高く、そのまま食べる以外にも、ジュースやジャム、料理などに活用できます。 ビタミンCや食物繊維が豊富です。特に、温州ミカンの色素には健康効果が高いとされるβクリプトキサンチンが多いことも特徴です。

産出額No.2

チンゲンサイ

チンゲンサイ(青梗菜)は、ハクサイの仲間で、シャキシャキとしていて、ほのかに甘みがあり、煮崩れしないのが特徴です。クセがない味わいから、中華料理はもちろん、西洋料理にも合う万能野菜です。 静岡県では、昭和50年代に豊田町農協(現在のJA遠州中央)が産地化を推進したことから始まりました。現在では、中国野菜の代表的な品目としてその地位を確立しています。

産出額No.2

セルリー

静岡県で生産されるセルリーは、パリッとした歯ごたえと爽やかな香りが特徴です。葉は淡緑色で、丸みのある葉柄と肉厚な質感があり、シャキシャキとしたみずみずしい味わいが自慢です。葉も茎も含めて、その爽やかな香りをまるごと楽しむことができます。 セルリーはスティックサラダや炒め物、スープ、漬物など、さまざまな料理に利用できます。

産出額No.2

バラ

静岡県は全国2位を誇るバラの産地です。特に県内では中部・西部地域を中心に栽培されています。 大輪系、中輪系、スプレー系さまざまな形や咲き方があり、赤・白・オレンジ・ピンク・紫など花色も豊富です。ブライダル、フラワーアレンジメント、家庭用と、さまざまな用途で活用されています。 父の日や11月22日の「いい夫婦の日」での贈り物としても人気です。

産出額No.4

メロン

静岡県で生産されるメロンは、芳醇な香り、美しい網目など高い品質を誇り、全国の市場でも不動の地位を確立しています。 県内では、大正時代にイギリスから導入された「アールス」系の品種が改良され、ガラス温室やハウスで栽培されています。 温度や水管理に細心の注意が払われ、樹1本につき果実を1つだけ残すことで丹精込めて栽培されています。メロンの食べ頃は、お尻の部分が柔らかくなってきた時です。冷蔵庫で冷やすのは2〜3時間前にするとよいでしょう。

産出額No.4

レタス

静岡県で生産されるレタスは、豊かな日照量の恩恵を受けて育ち、若穫りによる鮮度が特長です。表面を軽く押すと指に小さな跳ね返りが感じられます。シャキシャキとした食感とやわらかさも兼ね備え、サラダから炒め物、しゃぶしゃぶなど、様々な料理に幅広く活用できます。

産出額No.5

いちご

静岡県は、全国5位のいちご産出額を誇る産地です。 静岡県で栽培されている主要品種は「紅ほっぺ」と「きらぴ香」です。「紅ほっぺ」は、静岡県で開発された品種で、ジューシーで甘みと酸味のバランスが良く、香りも豊かなことが特徴です。「きらぴ香」は、平成29年2月に登録された新しい品種で、キラキラとした宝石のような「輝き」にフルーティな「香り」と品の良い「甘み」が特徴です。

その他、地域の基幹農産物

果樹類

静岡県は、甘い次郎柿と渋い四つ溝柿という、二種類の特徴的な柿を主に生産しています。い次郎柿は、その硬めの食感と強い甘さ、そして独特の四角い形状で人気があります。生食はもちろん、柿の白和えなどの料理にも適しています。一方、四つ溝柿は渋柿ですが、渋抜きすると甘くてシャキシャキした食感が楽しめます。特に干し柿としても絶品です。これら静岡県産の柿は、甘みと渋みの両方を味わうことができ、秋の代表的な味覚として愛されています。

ブルーベリー

静岡県で栽培されているブルーベリーは、スズランのような可憐な花を咲かせ、熟すと深い紫色に色づきます。この紫色は、目に良いとされる「アントシアニン」を豊富に含んでいるためで、美容や健康への効果も期待できるとされています。そのまま食べる以外にも、ジャムやタルトなど、様々な製品に加工されています。ヨーグルトに混ぜたり、パンケーキにトッピングしたり、アイデア次第で色々な楽しみ方ができます。

さわやかな甘さ、みずみずしくてシャリシャリとした独特の食感が魅力のナシは、カロリーも低く、秋の食後のデザートに最適の果物です。静岡県で生産される梨の代表的な品種は、幸水(こうすい)と豊水(ほうすい)です。 幸水はシャキシャキとした歯ごたえがあり果汁が多く、独特の芳香を持ちます。酸味が少なく糖度が高いのが特徴です。 豊水は、大玉で柔らかい肉質、糖度が高く、ほどよく酸味もある濃厚な味が特徴です。肉料理の後のデザートにピッタリです。

キウイ

静岡県では、緑色のヘイワード、果実の真ん中が赤いレインボーレッド、黄味がかった東京ゴールドなど、様々な品種が栽培されています。 ヘイワードは、ゼリーのように弾力のある果肉とほんのり甘酸っぱい爽やかな味が特徴です。生食やサラダ、サンドイッチ、肉料理などに幅広く利用されています。 レインボーレッドは、小玉ながら甘みが強く酸味が低いため食べやすく、皮に毛がないため剥きやすいのが特徴です。 東京ゴールドは、しずく型の果実と黄色みを帯びた果肉で、柔らかく、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。

静岡県で栽培される桃は、初夏の温暖な気候を活かして育てられます。この地域特有の環境が、早生桃の特徴である甘み豊かな果肉や鮮やかな色合いを引き出しています。そのため、静岡県の桃は、生食はもちろん、コンポートやシャーベット、タルトなどの加工品としても高い評価を得ています。甘くジューシーな味わいは、さまざまな料理やデザートに華やかさを添え、多くの人々に喜ばれています。

秋の味覚の代表格の栗は、ゆで栗やむし栗、焼き栗、栗菓子など、様々な料理やお菓子作りに幅広く活用されています。静岡県の栗は、粉質でありながら香りが良く、甘みが豊かなことが特長です。その風味深い味わいは、食卓に彩りを添えるだけでなく、季節感を演出する一役も担います。

いちじく

いちじくは、「無花果」と書かれますが、その名の通り、花は外から見えず、果実を半分に切ると見える赤い小さなつぶつぶが花です。静岡県で生産されるいちじくは「桝井ドーフィン」という品種が主力で、とろけるような肉質を持ち独特の食感があります。また、皮が薄くて甘みが強いのが特徴です。生食はもちろんのこと、ジャムや甘露煮、ドライフルーツとしても楽しむことができます。豊かな甘さと風味は、さまざまな料理やデザートにアクセントを加えます。

野菜

トマト

静岡県で生産されるトマトは、温暖な気候を活かし、秋から春にかけての施設栽培が主流です。その果肉は硬く、崩れにくく、甘みと酸味のバランスが絶妙です。トマトサラダはもちろん、煮込み料理などの加熱料理にもおすすめです。 特に高糖度トマトは、独自の技術により水分量を抑えて成熟させることで濃縮された味わいとなり、サラダやデザートなどで特にお楽しみいただけます。JA静岡経済連が取り扱う「高糖度トマト」には、スイートピュア、トロピカルトマト、待ってたトマト、これってトマト、シュクレトマト、味力トマト、とまトマト、アメーラトマト、アメーラルビンズなどがあります。

じゃがいも

静岡県で生産されるじゃがいも(馬鈴薯)の品種は、主に男爵(だんしゃく)とメークインです。「馬鈴薯(男爵)」の由来は、その名のとおり男爵が持ち込んだと言われています。男爵はでんぷん含有量が高く、食感がホクホクしているため、コロッケやポテトサラダ、粉ふきいもなどに最適です。 メークイーンは、「五月の女王」が語源で、女王の国イギリスから持ち込まれました。長丸型であり、煮くずれしにくいのが特徴で、肉じゃがやシチューなどの煮込み料理に適しています。

さといも

さといも(里芋)は、ねっとりとした舌触りと甘さが特徴です。古くからの食材で、日本では稲作よりも前、縄文時代に伝わったとされます。もともと山に自生する「山芋」とは異なり、里で栽培されることから「里芋」と呼ばれるようになりました。 イモ類の中で特にカロリーが低く、ヘルシー。カリウムが多く、余分なナトリウムの排出を促すため、高血圧の改善に役立ちます。 里芋は煮物によく用いられ、また子孫繁栄の縁起物として、お正月料理にも欠かせません。

さつまいも

静岡県は、甘藷(さつまいも)の生産地として知られており、特に干し芋は静岡県で初めて作られたとされています。 主に紅高系、紅東、そして紅はるかの3種類のさつまいもが栽培されています。紅はるかは2010年に登録された新しい品種で、特に東部で多く栽培されています。 ほくほくとした触感の紅高系、しっとりとした触感の紅東、上品な甘さでねっとりとした触感の紅はるかと、品種により触感や味の違いを楽しむことができます。

ねぎ

ネギは、辛味成分が血行を促進し、体を温める効果があります。また、疲労回復に効果のあるビタミンB1の吸収を高めるため、風邪の症状に対しても効果が期待されています。 良質な白葱を選ぶ際には、重みがあり、触ったときにしっかりとした弾力があります。また、緑と白の境界がはっきりしているものを選ぶと良いでしょう。これらの特徴は、鍋物や炒め物、蒸し物など、様々な料理に適しています。

たまねぎ

静岡県では、主に「白たまねぎ」と「黄たまねぎ」が栽培されています。白たまねぎは、扁平な形状と色白が特徴で、「サラダオニオン」として人気があります。黄たまねぎは、収穫後すぐに貯蔵せずに出荷される早出しの玉ねぎです。 どちらの品種も水分が豊富で辛味が少なく、生食から調理まで幅広い用途に活用されています。

大根

静岡県で栽培される大根は、地域特有の冬季の温暖な気候と、砂地の土壌がもたらす恵まれた環境下で育つため、大根の根部は美しく整った外観を持ち、品質的にも優れています。 この静岡県産の大根は、地元の市場で高い評価を受けるだけでなく、その優れた品質が広く知られており、おでんや煮物、漬物、サラダなど、多彩な用途に利用されています。その豊かな風味や食感は、多くの人々に愛され、地域の農業文化と共に、静岡県の誇りとなっています。

しいたけ

静岡県は古くから椎茸栽培が盛んな地域であり、最近では原木栽培から菌床栽培へと移行しています。椎茸は食物繊維が豊富で栄養価が高く、鍋物や揚げ物、煮物、佃煮、吸い物、茶碗蒸しなど、多彩な料理に利用されています。静岡県で生産される椎茸は、地域の気候や土壌の特性によって育まれ、その風味や品質は高く評価されています。

お米

静岡そだち

静岡県内で生産された農畜産物の中から選りすぐった商品にのみ使用で きる「静岡そだち」の名称を使ったお米が誕生しました。この「静岡そだち」は、静岡コシヒカリの中から、食味値が83点以上の優れた玄米のみを使用しています。コンセプトは、「いつ購入しても安定した美味しさを食卓にお届けします」。静岡県のJAが自信をもって推奨する逸品です。

静岡コシヒカリ

静岡県で誇られるお米「静岡コシヒカリ」は、本州でも1、2を争う早期収穫品種として知られています。8月中旬から収穫が始まり、新鮮なお米が市場に流通します。静岡コシヒカリは、成分のバランスが絶妙であり、粘り、つや、香りが際立ち、食感も弾力があります。その特徴から、冷めても美味しさが保たれることでも評価されています。さらに、1kg袋入りも用意されており、ノベルティや景品としても利用できる点も魅力です。

静岡きぬむすめ

「静岡きぬむすめ」は、繊細な味わいと品質の高さが特徴の静岡が誇る新しいブランド米です。 先祖である「キヌヒカリ」から受け継がれた美しい見た目と素晴らしい味わいを引き継いでおり、炊きあがりは透き通るような白さと艶やかさで粘りが強く、やや柔らかめの食感が特徴です。さらに、夏場の暑さにも強く、品質が安定しています。

静岡にこまる

静岡県で誇られるお米「静岡にこまる」は、品質の安定性と夏場の暑さにも強い特性で知られています。外観は艶やかで、食味は強い粘りが特徴です。この特性から、冷めてもなかなか固くならず、お弁当やおにぎりに最適です。静岡にこまるは、地元JAのお米であり、安心・安全かつ美味しい味わいが保証されています。穀物検定協会の令和2年産米食味ランキングでは、最高ランクの特A評価を獲得しており、その優れた品質が証明されています。

畜産物